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2007'09.29.Sat

「地に埋もれて」あさのあつこ




ああ、私は土の中にいる。

地面の中に埋もれていたところを少年に引き起こされた優枝。
不思議な少年と一度死に掛けた優枝との話。
生と死をあわふやな、本当かうそかがわからない数日。

幻想的な雰囲気から始まって、不思議な少年との会話。どこか淡々とした優枝には冷たさも感じますが、それが彼女の魅力でもあると思います。少年白兎は前作の透明なにも出てるんですね。知らなかった。白兎はハクトからとったんじゃないかと思ったり。岡山だし。

最後まで不思議な幻想的な雰囲気は続きます。生きることがテーマらしい。

二人藤初めて知った ★★★
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2007'09.29.Sat

「所轄刑事・麻生龍太郎」柴田よしき



あの龍さんがまだ所轄に勤めていたころの話。短編集。WEBサイトで公開していて読みたかったことを覚えてます。黒夜を読んだ直後ぐらいにケイタイで読めることに気づいて。

もうね、龍さんは刑事になればよかったんじゃないかって思わせる話ばかりで、切なくなります。話自体はそんな暗いような話でもなく、ちょっとしたミステリばかりで、昔も龍さんらしさってのはちゃんとあって、逆になごんだりもするんですが、その先のことを考えると切なくなる。及川さんとの関係も険悪ではなく、むしろ悪友のような関係だったり。龍さんはほんとみんなに愛されてるなって実感しました。決してあの人が悪いってわけじゃなくて、仕方ないっていってしまうには事件が大きすぎるけど、あれはあれで龍さんが選んだわけでどうこう言うわけにはいかないってことです。

和んだ( ̄ー ̄) ★★★★
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2007'09.29.Sat

「晩夏のプレイボール」あさのあつこ



甲子園をめぐる少年少女、大人たちの短編集。
ところどころつながっていたり、つながってなかったり。短編なので人物をつかむまでに終わってしまうこともありました。
バッテリーで有名になったから、あさのあつこ=野球少年みたいなところもありますが、あさのさんが描く少年はとてもきらきらしていて、何かに対してとても純粋だと思います。リアリティはないけど、清々しさがある。女の子とも男の子もみんな純粋に野球が好きというのが伝わってきました。うまくいけないけど、みんなピュアできらきらしてる。もちろん少年たちの友情も見逃せないのがあさの先生^^^^^
短編もいいけど、やっぱり長編が読みたいな。ランニングが好きです。

バッテリーはやっぱりいいね ★★★★
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2007'08.19.Sun

「友よ、背をむけるな」生島治郎

友よ、背をむけるな
友よ、背をむけるな


元刑事の私立探偵志田司郎のもとにサンパウロで行方不明になった息子を探して欲しいと老婆が尋ねてくる。司郎は胡散臭く思い、断ろうとしていたが、老婆の依頼が原因で襲われてしまい、引き受けることを決意する。

典型的な一匹狼のハードボイルドです。前に安くなってて、ハードボイルド読みたいなって買ったものです。本自体も昭和五十五年初版!初めて生島先生読んだけど、……(;´∀`)

全然別の方向に進んでると思ったら、わりと真実が近かった。どんでん返しがあるものの、あまり入り込めなかったというか、司郎が屈強でタフな男と言うことはよくわかりました。

前作があったのね、警察やめるまでの話が 
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2007'08.16.Thu

「涼宮ハルヒの陰謀」谷川流




朝比奈さんが二人いる。

消失でやり残したことの続きからスタート。時は流れ、二月の節分をみんなで盛り上がったその数日後、朝比奈さんが部室の掃除用具入れに現れた!

朝比奈さん(大)から指示は下駄箱の手紙でくるけれど、その指示の目的はわからず、未来の朝比奈さんとキョンはとりあえずその指示通りに動く。一週間後の朝比奈さんは何のために未来から来たのか、キョン君に聞けばわかると朝比奈さんは言うが、キョンにはまったくわからない。
最後のすべてが明らかになるんですが、やっぱり長編はしっかりとストーリーが作られてて、その理由が知りたくてあっという間に読んでしまいました。最後は鮮やかでした。それにしても最近ずっと古泉がのけ者状態(笑

ついでに主人公のハルヒもあまり活躍がなかったけど、みくるちゃんがかわいい一冊でした。消失が長門のための話だとしたら、陰謀はみくるちゃんの話です。未来から来たのに、上司から何も教えてもらえなくて、自分が役に立たないことを悩むみくるちゃんがかわいかったです。
新しく敵(??)のような人たちも出てきて、これからまた一騒ぎありそうな予感。

ハルヒの陰謀はとってもかわいかったです。ちょっと人よりは飛びぬけてるけど、でも閉鎖空間を発生させるほどぶっ飛んではなくて、もう少し普通に近い感じの陰謀ですごくかわいかったです。

つるにゃんもかわいかった ★★★★
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2007'08.05.Sun

「銀河の荒鷲シーフォート 大いなる旅立ち」デイヴィッド・ファインタック

  


宇宙軍軍艦〈ハイバーニア〉は殖民惑星ホープネーションを目指して旅をしていた。しかし二度の不慮の事故で、艦長、宙尉らを失い、先任士官候補生であるシーフォートが指揮をとることになってしまった。先任順位とはいえ、シーフォートは十七歳の士官候補生にしかすぎなかったが、法規に従うしか道は残されていなかった。

海外SF。
近未来宇宙での出来事とはいえ、軍艦であり、船客水兵以外は宇宙軍であり、厳しい軍の規律が生きている。SFというよりも軍事ものを読んでいる気分になりましたが、十七歳のシーフォートは危なっかしいところもあるけど、どんどん船長として成長していって頼もしくなっていき、事件も休む暇なく襲ってきて、あっという間に読んでしまいました。艦長としての孤独を抱えながらも威厳を保っているシーフォートはブリタニアの某少年と重なる部分が大きかったです。

艦長となる前、宙尉のハーヴェイとチェスを楽しんだり〈ここもかぶるw〉して、ニックと呼ばれていたシーフォートがかわいかったり、士官候補生がわいわいやっているのもかわいかったです。先任のくせにほかの人よりも計算が遅かったり間違いが多かったり。ときどきへたれなところを見せてくれて、ときめいてしまいます。この艦長で大丈夫なのかとも思いますが。事件が起こるたびに失敗しつつも学び、精一杯自分の責任、役目を果たそうとするシーフォートがかっこよくて、少しずつ信頼もされるようになり、でもシーフォートは目指すものが大きくて、いつも後悔ばかり。その後悔も、人を失うこともあり、傷つけることもあるのでわかるわけですが。

後編感想。日記から(…)。
熱かった!最後のほうで案の定ボロ泣きしてしまって、機関長とニックの会話がすごくよくて、あの二人好きです。もっというとあの二人の空気というか、艦長と機関長という間柄がすきなのかもしれない。艦長命令を背いたヴァクスのシーンもよかったです。そのあと機関長によって、命に代えても彼はニックを守りたかったんだと聞いて、そういう意味で彼はニックを助けたんだと思いました。艦長命令は絶対なので背いたら絞首刑となる。彼は愛してるんだよとその言葉に、昔はあんなに仲悪かったのに信頼するほどに、命をかけるほどになったんだなと思いました。でもその気持ちに全く気づいていない鈍すぎる艦長(…)。軍医も機関長も仕官も船客も水兵もみんな艦長のこと信頼して、感謝してるのに、ひとり悪いほうへ考えて落ち込むニックがかわいかったです。ちゃんと彼は軍人としての責任をしっかりともってるからだと思いますが。あの年齢で、自分の気持ちや周りからの重圧に押しつぶされそうになりながらもしっかりとやってきてるのはすごいと思います。頑張れニック!山に行ったときのデレクがちょっとかわいそうでした(笑)彼も最初はああなるとは思ってなかったんだろうと思います。最後の最後までヴァクスにはやられ放題で、ニックのことが大好きな彼がすごくかわいくて好きです。やっぱり主従は基本。

〈ダーラ〉とニックの会話も好き ★★★★
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2007'08.04.Sat

「プラチナ・ビーズ」五條瑛



 ――知るのが仕事だ。

もっと早く読めばよかった!!

極東ジャーナルに勤めながら、<会社>の上司・エディの指示でHUMINT(人的情報収集活動)を行っている葉山は北について情報を集めていた。一方米軍横須賀基地の海軍調査軍の調査官坂下は行方不明になっているパウロを探していた。

相変わらず説明が下手ですみません。鉱物シリーズ第一弾。知らずに読んでました。内容も知らずに読んでました。途中で北朝鮮や国際スパイや亡命という単語が出てきて、堅いテーマと思ったけど、読み出したらとまりませんでした。いろんなところで名前を見かけるだけはありますね。分厚いし、テーマは堅いけど、話はとても読みやすいです。おすすめ。

と一般的な話はそこまでで、ほんと萌え尽きた…(´Д`)ハァ…
葉山がみんなに愛されすぎてて、びっくりした!世界の不幸を背負い込んでいるような男とかかれてたけど、確かにね!そんなところはある!みんなに愛されてるのに気づかないどころか、脅されてると思っていたり。中身はばりばり日本育ちの日本人なのに、外見が日本人には絶対見えなかったり、血管が透き通るほど白かったり、夏が苦手でマラソンで倒れてしまったことがあったり、でも意地っ張りで倒れたくせに最後まで走ったり、エディに黒人のDJとホテルのブライダルフェアのウェディングドレスの前で待ち合わせをさせられたり、上司のエディが苦手だったり、勢いよく乗り込んで船酔いしたり、どこをとってもすてきすぐる葉山。かわいすぎる葉山。守ってあげたくなるけど、庇護欲をかきたてられるけど、逆にいじめたくてたまらなくなる葉山。親代わりの先生になついてて、すごくかわいい。先生と一緒にいるとほのぼのする。思いっきり甘やかしたいけど、逆にいじめて反応もみたくなるかわいさ。こんなところをエディや坂下はわかってて、いじめたりかわいがったりやさしくしたりするんですね。すごく不幸でかわいそうな境遇なんだけど、気づいてみればまわりからすごく愛されてるわけで、でもそのまわりのみんながちょっとかわったやつらばかりで素直に正面からやさしくしないから、また葉山は一人で不幸を背負い込んでしまったり。バカな子ほどかわいいの心境に近い。でも決して葉山はバカな子ではなくて、どちらかといえば鈍感なだけで。そんな愛しい葉山とまわりの人々を楽しんでたんですが、

後半が怒涛の坂下×葉山でしたΣ(´∀`;)

葉山一人で乗り込むと思ってたら、となりにはなぜか坂下(乗り込む段階で気づけよ!)危険な場面は颯爽と現れる坂下。船酔いを心配する坂下。

なんていうか、真っ向かららぶらぶで愛して甘やかすってのもいいけど、やっぱりいがみ合いながらも互いを信用してたり、利害一致のため手を組むとか、そこから生まれる友情とか、最初は相性最悪とか、そんな王道大好きです!愛情の裏返しみたいな!好きなのか、嫌いなのか、どっちかわからないけど、もしくは両方かもしれないけど、惹かれあう、考えずにはいられない、離れられないとかいうのも大好き。だからバテリもすごく好みだったんだ…今さら…!

特にエロシーンがあるわけでもないのに、すごくエロスが漂ってました。いろいろと妄想してしまいました。

最後の坂下のアレは反則ですよ、反抗期の原因がアレだなんて ★★★★★
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2007'08.03.Fri

「コードギアス反逆のルルーシュ―STAGE-0-ENTRANCE」岩佐まもる




 そこで、にっこりとルルーシュは笑ってみせた。
「そんな理屈のない君が、僕はわりと好きだ」


ギアス小説版。幼少期メインですが、飛び飛びで現在だったり過去だったり、それぞれの視点だったりと、小説というよりももっと断片的でした。なんにしても最初の現在の二人がクラブハウスの片づけをするシーンがあまりにもかわいくて、かわいくて、まったく先に進めませんでした。読んだときは、え?何これ?どこのどうじんし???みたいな!

今も昔もすごくかわいくて、のた打ち回ってました。小さいころもかわいいけど、ちょっぴり切ない。そしてスザクのトラウマのような過去は何だったのかがわかります。二人を助けるために彼が自ら背負ったものはあまりにも大きすぎる。少しでも幸せになってほしい。24,25話を見たあとで、読み返すと彼の決心はどこにいってしまったんだろうかと疑問にも思うけど、彼にとってユフィという存在はそれだけ大きなもので、救ってくれた人でもあるんだと再確認しました。切ないよ。みんな、少しでもいいから幸せになってほしい。二期が楽しみというよりもそう願うほうが大きいです。

全力で読んだ ★★★★
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2007'06.28.Thu

「涼宮ハルヒの動揺」谷川流



 長門は立ち止まり、かろうじて振り向いたと形容できる程度に首を横向けた。不意をつくように舞った風が、さらりと長門の髪を散らして横顔を隠す。
 冷え切った夜の風は俺の耳を切るようにして吹いている。しばらく待っていると、静かで小さな言葉が風に乗って届けられた。


短編集です。ハイテンションモードじゃなくて、しっとり甘くて(?)切ないが多かったです。

文化祭、編集作業でくたくたのキョンは休むため、ライブをしている体育館にいたら、なんとステージに上がってきたのはバニー姿のハルヒだった!「ライブアライブ」

文化祭のためにSOS団がとった朝比奈みくる主演の映画の全貌が明らかに!「朝比奈みくるの冒険 Episode00」

中学時代のクラスメイトからほれた!と電話が入ってきて、なんとその相手は…!「ヒトメボレLOVER」

前作の雪山症候群の続きでもあるマーダーゲームの話。「猫はどこに行った?」

いつもと違ってぼんやりしている朝比奈さん。朝比奈さんにキョンは茶葉を買いに行くのを手伝ってと頼まれる。「朝比奈みくるの憂鬱」

映画の話はハイテンションです。ほかはちょっと切ない、しっとりした話でした。
最初の二つはアニメにもなっているもので、アニメとの違いを楽しめました。ヒトメボレはこれがまた長門がかわいくてかわいくて!最後の一言できゅんとなりました!相手が長門ってのにもびっくりしたけど、あーなるほどーと納得…納得…でき、ない。なんかまた反則的にわからない説明が!でも長門がかわいかったから許す!猫は~ではまた古泉がキョンに目で合図したりと、おまえは!最後の話の朝比奈さんもかわいくて、でも上級生のお姉さんという感じもして、不思議な人だなー。癒される気がする。カラーのみるくにゃんもかわいかったですけど、にゃがともかわいかったです!ぜひ、古泉も!!(…)

あれ?団長あまり活躍してない??

シャミー! ★★★
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2007'06.18.Mon

「涼宮ハルヒの暴走」谷川流



「ふと気づいたのよ。夏休みはもうあと二週間しかないのよね。愕然たる気分になったわ。ヤバイ! やり残したことがたくさんあるような気がするのに、それだけしか時間が残っていないわけ。ここからは巻きでいくわよ」
 ハルヒの手書き計画書には、次のような日本語が書いてある


ハルヒシリーズ第五弾!
夏の話、中間の話、冬の話の短編集。
カラーページがまぶしい!女の子ズかわいいよかわいい!(・∀・)
でも一番はTシャツ姿の古泉がかわいいえろい!(ええええ

時間は行き来します。夏休み残り二週間。まだまだ遊び足りないというハルヒが特別にSOS団のためにスケジュールを組んで、みんなで遊ぶことに!だけど、何かがおかしいとキョンは思い始め、夜中に朝比奈さんから電話がかかってきた。朝比奈さんは泣きながら未来に戻れなくなったという。「エンドレスエイト」

アニメにもなったコンピ研とのパソコンゲーム対決。強奪したパソコンを返してほしいとコンピ研部長が新たにノートパソコンをかけて、自作のPCゲームで勝負に挑む。「射手座の日」

冬の合宿は鶴屋さんの別荘で、マーダーゲームをすることになるが、スキー中にSOS団は遭難してしまう。吹雪の中で見つけた館は信じられないことに時間の流れがおかしくて…。「雪山症候群」

どの話もハルヒシリーズらしい非日常的で、かわった話。射手座の日はそうでもないかな。雪山症候群はまだなぞが全部解決したわけじゃないみたいです。まったくわかってないというか。

そして相変わらず長門が大活躍でうれしい限り!
裏表紙に「長門が熱で倒れちまって、SOS団発足以来、最大の危険なんじゃないか」とあるけど、それとは違ったような。熱を出したときにはほぼすべてが終わっていたような。雪山の偽者が現れたのはいいけど、古泉のところがキョンだったのは思わず吹きました。ええええ?なに??なにを狙ってるの??(笑
古泉もそうはいってもまんざらじゃないんじゃ…!

夏の話はみんな弾けてて、かわいかったです。水着とか浴衣とか、ハルヒはほんとセンスはいいね!あと料理がうまいってのも意外でした。ハチャメチャな味になってそうなのに!やっぱり頭がいいから??

カエルカエル ★★★
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