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2005'01.22.Sat

「バッテリーⅥ」あさのあつこ

バッテリー〈6〉    教育画劇の創作文学

長すぎるからサイトにものっけたけど、一応こっちにも。

バッテリー最終巻。

これほどまでに心狂わされた児童書はないと断言できる。そんな私の私生活まで乱れに乱してやまないバッテリー。読み始めたきっかけなんて、ちょっとしたバッテリー(野球用語のほう)に興味を持っただけでこんなにも愛しくなるなんて思ってもみなかった。

感想なんてなくてもよくって、何も言わずに、ただ読んでみろよ?とそれ一言で終わってしまうわけで、でもやっぱり豪巧を叫びたくて、うずうずじれじれとしながら書いてみた。

前置き長いか?
ま、気にするなよ。最終巻なんだ。

どれだけ言葉を重ねて見ても足りなくて、もどかしい想いばかりが募ってく。だって、好きなんだもん。すきすぎるんだもん。そうだよ、一時は出会わなければと思ったくらい好き過ぎて、おかしくなってバッテリー。焦燥感がたまらない。

帯だけで泣ける。

手に入れた当初、結婚式の帰りで振袖のまま本と一緒に撮影会なんてしたさ。買うのはさすがに妹に行ってもらったけど。抱きしめて涙ぐんで、ああ!最終巻だ!としみじみ感じた。帯の言葉が突き刺さるようで本当痛い。豪ちゃん泣いてしまうんじゃないかって思うほど痛い。

******

本当いっぱいいっぱい好きな場面もあって、萌えしんだ場面もいっぱいあって、まるごと大好きで、悩んだけど、でもやっぱりはずせない箇所のつっこみを。


るんるんるんるるんるんるん。
ととと、きた!
吉やったよ!吉!
バテリの癒し・吉貞!
るんるんるんて何だよ?という突っ込みはなしで、こ、こいつは!笑いに笑った。やっぱり吉だよ。さすがだ。吉がかっこよく見えたのは幻ですか。ぐらいにタクちゃんのボールとったシーンにはどきどきしてしまった。だって、あの吉がかっこよくみえたんだもの!

そしてオンジ先輩のかっこよかった。だって、バラだもん。バラもらってるって!最初からタクちゃんに絡んで、しっかりと言いたいこと言ってるんだもの。ひー、かっこいい!


豪の表情が崩れた。この一年で丸みがとれ、硬く張ったあごの線がゆるむ。眉と目じりがさがる。子どもっぽい笑顔が現れる。
豪ちゃんの笑った顔が大好きだ!年相応に見える笑顔が好きで、そんな笑顔を見せなくなって、寂しかったけど、また豪ちゃんの笑顔に会えて嬉しかった。一年前の子どもっぽい笑顔てのがもうたまらなく、胸にきゅんと!その一文だけで泣ける。もう一箇所あるんだ。これ。


・「おまえ、なんで我慢しとる?」
・「なんて?」「飢えてます」
・「おまえって、案外わかりやすい。腹がへってたまんないって目をしとる」

腹減りタクちゃん。
一連の会話が好きです!……豪ちゃん襲われるよ?


「なんか、もっとガキでええんじゃないんか。わがままで自己中で自分が満足することをいちばん大切にして……そういうんで、ええんとちがうか。あんまし、いい子になるなや」
豪ちゃんからお許しが!
でも、本当豪ちゃんてすごいていつも思う。大人だなって思う。



「待っとったんだけどな」
豪ちゃん!ちゃんと待ってくれたんだ!!すごく愛おしいです!愛が伝わってくる。


「おまえが、こげよ。おれ、後ろに乗るから」
「なんじゃ。運転手かよ」

恋人ですから!チャリニケツは普通にします!
すでに夏色気分。ニケツはまるごとおいしかった。鼻ゴツンもおいしかった。
ついでに。


「そうだろうが。おまえから投げることとったら、何が残るんじゃ。他のことならともかく、投げることまで関係ないなんて、アホなことをぬかすな」
あわわわわ。豪ちゃん、そこまで!


「おまえがキャッチャーだから、いっしょにいるわけじゃない」
告白です。もちろん。
巧の精一杯の告白。プロポーズ。狂喜乱舞した台詞。巧くんのうまく言葉では言えないんだ。精一杯の愛の告白だったんだ。

そしてそして!!

・「渡さねえ」
・「渡してたまるかよ」
・「キャッチャーなんかだと。ふざけんな。俺が手に入れた。おれのもんだ。絶対、誰にも渡さねえ」

もう、しんでもいい……!
豪ちゃんのお返事(違
精一杯告白したのに、あっさり怒られてしまった巧くん。でも豪ちゃんはしっかりと巧に自分のもの宣言を!!逆プロポーズだと思う。絶対。


「いい球だった」
「うん」
「最後の一球」

手を合わせる場面が好きです!豪の指先がって表現が。にまにまどころが悲鳴ものだ。


「サワは、むっちゃええやつだぜ。今頃、気がついたんか」
ヒガシーーーー!!!!
この二人も見過ごせない。何気ないところで見せつけてくるヒガサワ。うっかりしてると、も、心臓が。


「ほら、相棒」
「え?」
「おまえの、たったひとりの相棒だろうが」

……!!!
涙でそろそろ文字が見えなくなる。泣ける。それだけで、もう、いい。もう、十分。相棒。相棒。たったひとりの相棒。


そして何よりも最高の一言は最後のこれだろう。
「巧」
豪が呼んだ。




******


豪巧について。

おさまるところにおさまったというか、元の鞘におさまったというか。なるべくしてそうなったというか。どちらにしても豪ちゃんには易い道ではない。それでも豪ちゃんは自分で選んだんだから、逃げ出すこともないと思う。

それまでは不安なところもあったんだ。いつ別れてもおかしくないぐらい。だけどこうまで決心したならば彼らは大丈夫な気がしてきた。本当豪ちゃんて偉大だなて思う。すごいよ豪ちゃん。タクちゃんだって、めろめろに惚れちゃうよ。

いろいろ考えた。前々作ぐらいから二人の関係を永延と考えたわけだけど、もうね、なんでもいい気がした。せんせいもゆってじゃないか。恋とか友情とか、そんなの外側からまわりがつけるもので、二人には関係ないじゃないか。ちょっと違うか。愛ならばなんだっていいと思ったけど、それさえも名前がなくていいじゃないか。その感情に名前なんていらないじゃないか。恋でも愛でも友情でもいい。萌えるものは萌えるんだから。行きつくものは愛だと思ってたけど、それさえもいらない。二人がいたならばそれでいい。それでかまわない。二人が納得するならばその関係でいいじゃないか。

これから先いろいろあるかもしれないけど、あの二人なら大丈夫だと思う。例え途中で別の道を選んだとしてもきっと離れることないだろう。

彼らが大人になって、巧は野球選手にでもなって、豪ちゃんは一緒に夢を追うでも素敵だけど、永倉病院の若先生になったら素敵じゃないか!やさしいと思うよ。子どもにも老人にも婦人にもすごい人気だと思うよ!

そして巧が休暇でふらりと新田に帰ってきたとき、ふたりは会って、グラスを傾けるがいい。「顔がきょうていゆうて、こどもが泣くんじゃ」とか「今のキャッチャー、なかなかまっすぐ投げさせてくれねえんだぜ」とか語るがいい。「やっぱり一番のキャッチャーはおまえだった」とか!どうせならベッドの中でも語るがいいさ。

しかし、本当どこめくって読んでも、二人の互いに好きだというオーラがいっぱいで、ページがめくれないくらいだ。もう、好きじゃないな。そんな言葉じゃない。だいたい言葉なんていらないくらい、二人には互いにオーラが出てるわけで、それをもしも言葉にするなら、

「おまえがほしい」

それもボールやミットだけじゃない。

「まるごとおまえがほしい」

そんぐらい。ボールもミットもほしいけど、何を思ったのかも、考えていることも、悩んでることも知りたい。一部じゃない。まるごと、ほしいんだ。そんなオーラが見えているのは俺だけだろうか。


******


豪ちゃんと巧はまるくおさまりつつあるけど、目が離せなかったのが横手の女王様おミズ。

ここまできて、やってしまった。せんせー!ど、どうなっちゃうんだこの二人。海瑞よりも門瑞派なので、ま、横手以上に心乱されるのは新田の二人なわけだけど、どうなったんだよ!ひやひやはらはら。おミズと海音寺先輩の電話もどきどきだったけど、と、とうとう、

言 っ ち ゃ っ た … … !

おミズとうとう言っちゃった。
いずれ言うと思っていたけど、ひやー。きたよきた!そのあとの「ごめん」という台詞に、言いたいだけのこと言うんじゃないんだと。それが余計に苦しくて、切なくて、どうしようもなかった。もっと喧嘩ごしに言うかと思ったら、切ないぐらいしんみりと言っちゃって!本当この子も門脇のことが好きなんだ。本当はすごく好きなんだ。門脇の打った球をすごく嬉しそうに見上げてたって言ってたとおり、門脇も門脇の打った球も、野球も好きなんだと思う。切ないじゃないかこのやろう。

でも門脇も男だ。試合がすんだあともう一度話し合うと。すごい気になる。どうなったのよ、この二人。とやきもきしてた。せんせー!わーん!せんせー!続き!続き!この二人どうなるの!

おミズと会話するオンジ先輩もかっこいい。
わかってないようで、いきなり確信をついてくるオンジ先輩が好き。オンジ先輩に翻弄されるおミズも好き。すっきりしたってカズキ!!

最後の名台詞には感動ものだよ。
・「マジおもしれえな。野球って」
・「マジおもしれえんだよ、瑞垣」

かっこよすぎだから先輩!


******


読んでみて、どうにもこうにもまだ終わってない気がしてならない。確かにあのボールの行方も、門脇と瑞垣の関係も途中だし、これからも豪と巧はいろいろと試練がまっている気がする。まだね、終わってない感じで、次の巻の発売日はいつだろうと思ってしまう。気軽に何気なくまた吉がひょっこり現れるような気がしてならない。いや、別に吉限定ってわけでもないけど。

そんなんで思ってたけど、他所様の感想を読んでいると、バッテリーは終わってしまったんだとも思うようになり、どうにもこうにもまだぼんやりとしてるわけです。手元に本を置いてさ。

いろいろと完結について心配してたけど、そんなことはなくて、月並みは表現になるけど、まだ彼らは始まったばかりなんだって気がする。豪ちゃんも巧のボールとるって決めたからにはいっぱい辛いこともあるだろうし、巧もまだあの性格だからまわりとの軋轢が生じるだろう。門脇とおミズとオンジ先輩もしかり。最後のボールにしても、こう、読者に未来を委ねるとはなんてにくい!好きだせんせ!同人でやりたいほうだいじゃないか!(違

いろいろとあのボールの先の予想を読んだけど、やっぱりそこは豪ちゃんのミットに届いたと思う。それこそいい音がして。豪ちゃんもにこりとして。「最高じゃ」「当然」という掛け合いが聞こえてきそうなほど。
その次で門脇にホームランを打たれるというのがあったけど、うん、それいいよ。それいこ。おミズが気持ちよさそうに空を見上げる。そんなシーンが続いたらいい。


でもでも、まだまだ豪巧書く。書くよ。



せんせー、ありがとう!大好きだ!みんな、好きだ!


出会えたことに感謝を……
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