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2004'11.21.Sun

「バッテリーⅣ」あさのあつこ



む、胸がきりきりきりと痛む。
とうとう夫婦別居(号泣

三巻あたりからそんな気配はしていたんだ。
豪ちゃんがぎりぎりな感じなのわかっていたし、本の紹介のとこでバッテリー一時解散するってわかってたんだ。だけど、もう、む、胸が、心臓が痛い。これほどまでも心臓に悪い小説が、児童書があるんだろうか。

前半の豪ちゃんの苦しみがぎしぎしと伝わってきて、悲しくて、苦しくて、切なかった。楽になりたい、だけど、やめて楽になれるわけじゃない、そうやって自分の気持ちに気づいてく豪ちゃんが痛々しい。想いが伝わらない二人。こんなに近くにいるのに、すれ違う。豪ちゃんに真剣にむかうオトムライにちょっと感動したり、とにかく豪ちゃんの痛みや悩みがガシガシと心臓を揺する。「きらいだ」とまで言ってしまう豪の境遇に胸が痛んだ。いつかは通る道だろうと思っていた。バッテリー解散はあるものだと思っていた。だけど、辛くて悲しくて、迷走する豪ちゃんが見ていて辛かった。そして少しずつ大人に、違った豪になっていく様子が静かにだが、確実に伝わってきた。

それで後半が夫・巧くんの苦悩。驚いたことに、豪くんはいつも一人で悩んでた。巧くんのほうが常にまわりにサワやヒガシ、吉がいる状態だた。それが何だか不思議で、それだけ豪ちゃんが変わっていったのかと思った。一方全く豪ちゃんの気持ちが見えない姫であり、ぼっちゃんであり、夫の巧。もう、かわゆかった。しぬほど、かわいかった。どうしようかと思った。

巧は、身体をたおして、ベッドにもたれかかった。
「なんで、そんなに嫌われたかなぁ」
言葉にすると、ひどくこたえた。


へ、へこんだ巧がものすっごくかわいい!いや、巧にとってはそんなこと言ってられない状態なのはわかるけど、非常に、猛烈に、萌える!それでいて、サワとヒガシと吉とのかけあい漫才。なんかここまで仲よくなってる彼らにびっくりした。そしていろんなことき少しずつ気がついていく巧。ちょっとずつ大人になるというよりも、人のことに気づいていく姿がかわいくてかわいくて!豪のことをわかりたい。豪の顔が浮かぶ。三巻の頭から巧は豪ちゃんだけはわかりたいと思って、他のことは全く興味ない子なのに!
それが今回バッテリー解散まで追い込まれて、豪のことが全然わからなくなって、酷く迷ったと思う。悩んで、豪といたときが楽しくて、ただボールを投げることが楽しくて、そして出した答え。情けない、ボール投げることしかできない。確かにそんなところもあるけど、巧もちゃんと考えていると思う。本当へこんだ巧がかわいくて、仕方がない。

そしてそして、忘れちゃいけないおミズ!!!!
きたよ!とうとう登場おミズ!最初っから最後までおミズ、濃い!豪巧が気になってしょうがないけど、びっくりするぐらい、激しい印象を与えてしまう瑞垣。
読む前から余計な印象は持たまいと思っていたけど、考えていた瑞垣とはさっぱり違った。門脇とラブラブなんだと思っていたけど、それって表面上だけじゃないか!全然違うじゃないか!もうびっくりした。門脇のことすごく恨んでるじゃないか。まー、この強烈なキャラだから、すごかったけど。
姫ね!姫!本当強烈な奴だ。児童書でいいのか、こんな台詞!吉とのかけあいもおもしろかった。女子がなんともはまりそうな人だった。

おミズがこんなにも姫のこと気にしているのは、その奥にあるのは門脇とのことじゃないかと思う。門脇のことがあるから、巧を目の仇のようにしているのだし、もしも門脇との間に愛があるとしたら、それは巧のその先に、門脇の復習とか巧への羨望とかあるのかもしれない。本紙ではかなり憎んでいるようだけど、そのなかにも愛が!あってほしい。おミズの気持ちもわかるんだ。ちゃんと伝わってくるんだ。辛いポジションだってことだってわかるんだ。
この子が一度、門脇に向かい合うときは自分自身が言うように崩れて立ち直れないほどになったときかもしれない。一度そうなったほうがいいかもしれない。そのときに門脇に向かい合えるような気がしてならない。

いろいろあったけど、普通に豪と巧からの視点じゃなくて、このおミズの視点を通して、巧と豪のバッテリーが崩れていく様子を描いていったのは驚き。でも鮮やかな手法。

本当バッテリー二人の想いが熱すぎる。

本日の評価 ★★★★★

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